1149Malice Mizer - 月下の夜想曲
何かに導かれ、森の中を歩いていた幼い僕は
不思議にもただ引き寄せられるままに
古い小屋に着いた僕は、
ホコリにまみれた横たわるピエロに気を惹かれる
人形は哀しそうな でも嬉しそうな顔をして、
"屋敷に連れてって"と???
涙を浮かべ僕に抱かれた
階段を昇り抜け、
光を放ち彼を待つ少女の人形と互いに見つめ合う
綺麗な夜だから
哀しい夜だから
優しく笑って見守ってあげる
寂しい夜だから
最後の夜だから
これからも二人を離したりはしないから
月の光は彼らを
踊る彼らを映し出し、
壁に映る姿は、生まれ変わる前のままに
見つめ合う二人は "最後の夜"と、つぶやいて
この夜が明けるまで熱い想いで踊る
綺麗な夜だから
哀しい夜だから
泣かずに笑って見守ってあげる
寂しい夜だから
最後の夜だから
これからも二人を見守ってあげる
綺麗な夜だから
綺麗な夜だから
哀しい夜だから
優しく笑って見守ってあげる
寂しい夜だから
最後の夜だから
これからも二人を離したりはしないから
忘れたりはしないから
二人を忘れはしないから