101荒木逑菜 - 金木樨
綺麗すぎたガラスのせいで
あの人も見えてしまう
真っ直ぐ过ぎた道のせいで
見送ってしまう影
帰るまだ早いよね
もう会いたくないなんて
わがままだと気づいて
明日も待っているね
明日なんてないのに
窓外から
革靴の音を期待した
疑わない嘘から
逃げ出したら
夢もなくすのでしょうか
金木樨
消える頃
私は一人ぼっち
行きなさい
その温もり
分け与えてね 
寒すぎた冬のせいで
電話も出たくないのね
静かすぎた部屋のせいで
響く思い出の声
いつよりもベルの音  
早いのね
心配をかけてしまったかな
涙の訳闻かないで
街路灯が綺麗すぎたせいなのでしょう
金木樨
消える頃
私は一人ぼっち
行きなさい
その温もり
分け与えてね
金木樨
消える頃
私は一人ぼっち
行きなさい
その温もり
分け与えてね
ありがとう
この名前を
思い出してね