167amazarashi - ワンルーム叙事詩
歌名:ワンルーム叙事詩
歌手:amazarashi
专辑:ワンルーム叙事詩
制作:
「ワンルーム叙事詩」
作詞∶秋田ひろむ
作曲∶秋田ひろむ
歌∶amazarashi

家賃6万のアパートで僕らは世界を旅する
燃える都市 干上がった運河 
呆然と立ち尽くす老人
僕らのワンルーム叙事詩は無線LANで 
半永久的に加速する
その遠心力で横転した 
原型をとどめてない幸福
そいつを僕に売ってくれよ 
笑える心を売ってくれよ
本日天気は終末型 
頼みの理想もしなびたか
世界が終わる もうすぐ終わる 
空しい 寂しい が新しい流行
もう全部嫌になったから 
この部屋に火をつけた

燃えろ 燃えろ 全部燃えろ
この街の美しい朝日も 
そいつに不似合いな思い出も 
再戦の明日に勇む夢も
雨にも負けて 風にも負けて 
雪にも夏の暑さにも負けて
それでも 人生って奴には 
負けるわけにはいかない
一人立ち尽くす そこはまるで焼け野原

黙って炎を眺めていた 
次第に騒がしくなる路上で
世界は無声映画の 
スローモーションみたいに滑稽に見えた
サイレンでふと我に返った
帰るべき我がある事に驚いた
あぁ 僕はまだ 
僕である事が許されるみたいだ
赤いランプで途切れ途切れに 
照らされる隣人の狼狽
膜一枚隔てた外で 
この街は夏祭りの様相
薄笑いをこらえきれなくなったところで 
羽交い絞めにされた
僕は 僕は 必死に叫んだ 
消すなそいつは僕の魂だ
燃えろ 燃えろ 全部燃えろ
これまで積み上げたガラクタも 
そいつを大事にしてた僕も
奇跡にすがる浅ましさも
雨にも負けて 風にも負けて 
雪にも夏の暑さにも負けて
それでも 人生って奴には 
負けるわけにはいかない
一人 立ち尽くす 
そこはまるで焼け野原

どうせ未来は 終点の袋小路 
新しい自分を 見つけたいと願うなら
過去の事は燃やしてしまおうぜ 
灰になるまで
燃えろ 燃えろ 全部燃えろ
古いものは全部投げ入れろ 
高くそびえ立つこの炎
この先照らすかがり火としよう
雨にも負けて 風にも負けて 
雪にも夏の暑さにも負けて
それでも 人生って奴には 
負けるわけにはいかない
燃えろ 燃えろ 全部燃えろ
新しい自分に出会うため 
溜息で吹き消すな炎 涙で失わせるな炎
雨にも負けて 風にも負けて 
雪にも夏の暑さにも負けて
それでも この自分って奴には 
負けるわけにはいかない
一人 立ち尽くす そこはまるで 焼け野原

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