203amazarashi - ポルノ映画の看板の下で
歌名:ポルノ映画の看板の下で
歌手:amazarashi
专辑:ワンルーム叙事詩
制作:
「ポルノ映画の看板の下で」
作詞∶秋田ひろむ
作曲∶秋田ひろむ
歌∶amazarashi

古びた団地の陰が伸びる 
荒れ果てた花壇飲み込む
子供がペンで書いた墓標 
吹き曝しの無常に花も咲かねぇ
風来のカラス水遊び 
タクシー会社の駐車場
錆びたフェンスが路上に朽ちて 
この街の裂傷跡みたい

辛い辛いとはよく言うが 
苦悩で死んだ例は無し
寂しげな気分が丁度いい 
常日頃私に丁度いい
だから私はそれを纏って 
夜空の舞台の道化方
降るのは星屑かゴミ屑か 
どっちにしろ屑に変わりねぇ
生きてくのが面倒なら 
死んじまうのも面倒だ
曲を作るのも面倒だ 
世界中みんな面倒だ
ポルノ映画の看板の下で 
ずっと誰か待ってる女の子
ふざけた日常 マフラー代わりにしても
かじかんだその未来 ぬくむ事無く
夢なんてもんは偶像だ 
れを崇める私、背徳者
願えば叶うよ 叶うよ 叶うよ
うるせぇ背後霊 才能不在

桜が散って綺麗だからと 
人生に例えてしまう程の
人並みのロマンチシズムなら 
私も持ち合わせていますが
花が散ったと涙をして 
花が咲いたと涙をして
遂には終日涙して 
これが鬱と気付いてりゃ世話ねぇ
前向くのが面倒なら 後ろ向くのも面倒だ
眠りにつくのも面倒だ 一切合財面倒だ
ポルノ映画の看板の下で 
ずっと誰か待ってる女の子
ふざけた思い出を ピアスにして飾っても
無表情な日々は 立ち去るばかり
夢こそが最後のメシアだと 
それを流布する誇大妄想狂
願えば叶うよ 叶うよ 叶うよ
うるせぇ背後霊 才能不在

街ノ灯ニハ冷笑ガ群ガッテ 
点イテハ消エル光明 浮カブ顔ノソレゾレ
光トハ絶エザル灯ニシテ 
疑ウベキハ自己ノ思弁 ツマリ諦観
諦メノ果テニ 流シタ血ノ赤 
故郷ノ空ノ赤 炎上スル死地ノ赤
冷々ト流ルル 唯歳月ハ流ルル 
ソレニ空シイモアルカ ソレニ根源ナドアルカ
ポルノ映画の看板の下で 
ずっと誰か待ってる女の子
ふざけた希望を 花瓶に挿して飾っても
殺風景な日々は 味気ないまま
夢こそが人の闘争だと 
それを誇示する私共シンパ
願えば叶うよ 叶うよ 叶うよ
うるせぇ背後霊 才能不在

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