1107五轮真弓 - 少女
作詞 五輪真弓
作曲 五輪真弓
唄 五輪真弓
あたたかい 陽のあたる
真冬の縁側に
少女はひとりで
ぼんやりと坐ってた
つもった白い雪が
だんだんとけてゆくのを
悲しそうに見ていたの
夢が大きな音を
たてて崩れてしまったの
あたたかい 陽のあたる
真冬の縁側に
少女はひとりで
いつまでも坐ってた
木枯しがのぞいてる
垣根のすきまから
少女はいつも
遠くを見つめてた
かわいい仔犬たちが
年老いてゆくのを
悲しそうに見ていたの
夢が風の中で
あせて消えてしまったの
木枯しが通り過ぎる
垣根の向こうに
少女はいつか
行くことを知っていた