387谭咏麟 - ジンで酔わせて
胸のボタンが白い吐息でとれた
甘くせつなくそしてあやしい時間
カラッポのボトルを指ではじいてつぶやく
それほど弱い女じゃないと

夏を旅するあの人は
さよなら言わずに行けばいい
だからジンで酔わせて
今夜誰かに抱かれたなら
みんな忘れてしまうから

はずした指輪にそっと別れを告げて
もっと自由に気ままに生きて
一夜限りの恋に流されるのも
時には女をきれいにするわ
どうせ短い夜ならば
つくり話と笑えばいい
だからジンで酔わせて
熱いキッスでもさめないほど
いっそこのまま果てるまで