1288Beyond - 信
やさしく やさしく 僕を見て
君はそっと目を閉じた
抱いても 呼んでも 答えない
心だけが残された
光が射しこむ 3月の朝
時は君だけをつれて

ゆらめき ゆらめき 落ちてくる
ビルのうえに めぐる雪
溶けるな 消えるな 手のひらで
君がくれた手紙なら
宛名もいらない 遠い国だよ
誰に返事を託そう
人は人を求め 生まれてきたと
君に出会って知ったよ
あすはあすはすべて この世界から
涙きえるように

誰も誰もひとり 生きられないと
逢えなくなって思うよ
いつもいつも君は 未来のどこか
いのちさえも越えて

はるかに はるかに ビル風が
雪の手紙舞あげる
元気でい るよと それだけを
僕は胸でくりかえす