734松たか子 - 冬のトレモロ
作詞 佐橋佳幸
作曲 佐橋佳幸
唄 松 たか子
危ないと知りながら 渡った橋で折れたヒール
思い出と引きかえに 人知れずそっと捨てた
忠告と知りながら 笑ったくちびる押さえた指
思い出と引きかえに いま恋に変わった
気づかなかったの 近すぎたから?
あなたにいた場所からは
見えていたのね あやまちが
この胸が小さく揺れる 冬のトレモロ
切りすぎた髪の際であなたがささやけば
路地裏の打ち水が 小さくはねて足をとられる
始まりにとまどって 涙そっと拭った
気づかなかったの 突然すぎて
わたしのいた場所からは
見えなかったのね 真実が
この胸が小さく揺れる 冬のトレモロ
コートの襟の際であなたにささやけば
離さないでね この手をとって
わたしのいた場所からは
ずっと遠くへ連れていってね
この胸が張り裂けるほど 揺れるトレモロ
小さな世界の果てであなたにつつまれて
永遠を夢みてる